お金のために働いているだけでは豊かになれない!?
昭和の価値観では、とにかく働いてお金(有形資産)を手に入れることが豊かさの象徴とされていましたが、現在はそうとも言いきれないようです。
たとえば次のような場合はどうでしょうか?
①「毎日会社で働いて家族を養っているのに、家族との関係がよくならない」
②「医者や弁護士として有名になり収入は多く手に入っているが、睡眠や休息をとれていない」
あなたは、これを「幸せそうだ」と思いますか?
時代は令和になり、人々の価値観も変化してきています。
その中で昔と今との大きな違いのひとつは、「お金以外にも大切なものがある」と多くの人が思い始めていることです。
その正体こそが、無形資産です!
お金を得るために何かを失っているというパターンから抜け出せない限り、人生100年を幸せに生き抜くことは難しい、ということです。
では、具体的にはなにを大切にしたらよいのでしょうか?
代表的な無形資産は、以下の3つに分類されます。
1.生産性資産
仕事や収入のために役立つ無形資産です。
知識やスキル、ブランド(信用)などが該当します。
2.活力資産
毎日、元気に活動するための無形資産です。
健康や美しさ、生活習慣、人間関係などもこちらに該当します。
3.変身資産
時代の変化に柔軟に対応するための無形資産です。
変化に対する姿勢、自己分析力、人脈など、普段はイメージが湧きにくいですが、非常に重要なものばかりです。
みなさんは、これらの無形資産をどれくらい持っているでしょうか?
ポイントはどの無形資産も、お金と同じで「稼がなければ失ってしまう」ということです。
しかし、安心してください!
多くの人が、その意識がないばかりに無形資産を失いがちですが、無形資産の大切さに気付いた人は、特別な活動を始めなくても無形資産を増やしていくことができます。
例をあげると、家族との関係を失っていることに危機感を覚えた人は、関係を取り戻すために動き始めると思いませんか?
自分の考え方が時代遅れになっているかもしれないと気付いた人は、自然と新しい情報を集めて、なんとか追いつこうとするでしょう。
そうして無形資産が高まれば、有形資産(収入)も自然と高まります。
有形資産が高まれば、無形資産を高めるチャンスはさらに増えていきます。
このふたつは密接に関係していて、本来はバランスよく高まるはずのものなのです。
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もちろん、働き方によってはバランスがとりにくい場合もあります。
有形資産と無形資産をバランスよく高めたければ、そのために適した働き方を見つけ出す必要があります。
ときには転職など、勇気が必要な挑戦もあるかもしれません。
そのときは「もし仮にずっと今のままだったら・・・」と、考えてみてください。
きっと、動き出さざるをえない理由が見つかるはずです。